木の一部になった第二次大戦の手榴弾が薪で使用され、オーストリアの暖炉で爆発

ミリタリーブログサポートチーム

2014年12月05日 13:49

AP 通信などによると、オーストリアで、室内の暖を取ろうと薪を焼 (く) べたところ、爆発する騒ぎがあった。警察当局の調査によると、薪の中に第二次大戦で使用された手榴弾が含まれていたことが原因と判明した。

事件が発生したのは 11 月 30 日 (日)、オーストリア・オーバーエスターライヒ州のグムンデン郡。22 歳の女性が、家屋の中で暖を取る為、地元のスーパーマーケットで薪を購入。

購入した薪は、第二次大戦下で戦地となった雑木林から来たものと考えられており、当時投げ込まれた手榴弾が樹木に引っ掛かり、その後、樹木の成長過程の中で手榴弾を包み込んだと考えられている。手榴弾を包み込んだ樹木は、一見すると外部から見えない状態となっており、気付かれぬままに伐採され、スーパーの店頭に並んだとされる。

頑丈な鉄製のストーブだったため、爆発したものの怪我人は無く、ストーブの窓ガラス以外に被害は無かったと伝えられている。

AP 2014/12/01
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