仏の新型装甲車開発計画スコルピオンの実施事業者が決定 GME コンソーシアムに

ミリタリーブログサポートチーム

2014年12月16日 12:11

海外の各軍事ニュースサイトは 12 月 10 日、フランス防衛省装備総局 (DGA) が新しい装甲車を開発するスコルピオン計画 (programme SCORPION) の実施事業者として、ネクスター・システムズ社、ルノー・トラックス・ディフェンス社、タレス社からなる GME コンソーシアムを選定したと報じた。

スコルピオン計画はフランスの新しい装甲車を開発する計画である。開発される車輌は、4 x 4 輪、もしくは、6 x 6 輪の多機能装甲車・兵員輸送車のグリフォン (Griffon) と、6 x 6 輪の偵察・戦闘装甲車のジャグワール (Jaguar) の 2 種類が予定されており、これらは現在フランス陸軍が使用している VAB やAMX10RC、ERC サゲー (Sagaie) 、VAB HOT を代替することになる。

GME コンソーシアムは、スコルピオン計画における開発からロジスティクス支援、資格取得、生産などのすべてをカヴァーすることになる。今回の契約額は 7 億 5,200 万ユーロで、最終的には 50 億ユーロにもなるとのこと。

フランス陸軍への引き渡しは 2018 年から始まり、合計でおよそ 2,000 輌が導入される予定。

Armée de Terre 2014/12/10
Armée de Terre 2014/12/06, 12/10
Text: 鳥嶋真也 - FM201412

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