イタリアで組み立てられた最初の F-35 が来年初頭にロールアウト― Aviation Week 誌
Aviation Week 誌は 12 月 10 日、イタリアで組み立てられた最初の F-35 が、来年初頭にもロールアウトするだろうと報じた。
この F-35 は現在、イタリアのカーメリ空軍基地で組み立てが進められており、来年初頭にも最終組立・検査 (FACO, Final Assembly and CheckOut) が完了し、2015 年 3 月までに組み立てラインを離れる予定になっているという。
カーメリはユーロファイター・タイフーンや トーネードの生産拠点でもあり、イタリアでは約 10 億ドルを投じて、F-35 のための施設を建設したという。イタリアで FACO が行われる F-35 は、現時点で 250 機が計画されている。
また日本の名古屋でも F-35A の FACO のための施設が建設中で、日本に導入される最初の 4 機こそ米国のフォート・ワースにあるロッキード・マーティン社の工場で生産されたものになるが、2017年の秋にも日本製の F-35A が完成し、2018 年から引き渡される予定だという。米国外で FOCA が可能なのは、イタリアのカーメリと、日本の名古屋の 2 か所のみだという。
Aviation Week 2014/12/10
Japan MoD 2013
Photo: F-35A Manufacturing / JSF.mil
Image is for illustration purposes only.
Text: 鳥嶋真也 - FM201412
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