iRobot 社、軍事用ロボット「110 FirstLook」と「510 PackBot」の動画を公開

ミリタリーブログサポートチーム

2015年01月07日 12:05

家庭用から軍事用まで、多種多様なロボットの開発を手がけている米国の iRobot 社は 2014 年 12 月 18 日、軍事用ロボットの新機種である「110 FirstLook」と「510 PackBot」の動画を公開した。
110 FirstLook は全長 25 cm、全幅 23 cm、全高 10 cm、質量 2.45 kg ほどの小型ロボットで、無限軌道を装備し、室内を縦横無尽に走行し、カメラを使って偵察などを行うことができる。また、きわめて頑丈に造られており、ドアの向こうや階段の上、建物の二階の窓などに向けて、手で投げて放り込むことができるという。動画でも相当乱暴に扱われている光景が収められているが、壊れる様子は見受けられない。

一方の 510 PackBot は、110 FirstLook より大型で、最大で 2 m まで伸ばせるロボットアームを持っている。このロボットアームを使うことにより、高い場所の偵察や、先端のマニピュレーターを使った窓ガラスの破壊や爆発物の処理といった作業までこなせるという。

両者は共に、Android 上で動く「iRobot uPoint Multi-Robot Control System」と呼ばれる専用のソフトウェアを使い、タブレット端末のタッチスクリーンを操作することで操縦できるとのことである。また 510 PackBot の動画では、タブレット端末に加えて、ゲーム機のコントローラーを使って操縦する様子も収められている。

iRobot 2014/12/18
iRobot 110 FirstLook
iRobot 510 PackBot
Text: 鳥嶋真也 - FM201501
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