米陸軍は昆虫型ロボットを作るか?

ミリタリーブログサポートチーム

2015年01月07日 12:30

米陸軍は 2014 年 12 月 11 日、昆虫型ロボットを開発する可能性について論じた記事を公開した。

記事によれば、米陸軍研究所 (ARL) ではすでに、3 cm から 5 cm ほどの長さを持つ、小さなロボットの翼を開発したとされる。この翼はチタン酸ジルコン酸鉛によって作られたもので、電圧を加えることで曲がり、フラップなどとして機能させることができるという。また直径 2 mm から 3 mm ほどの超小型の超音波モーターも開発され、これらを組み合わせて作られたとされる。すでに試験では、この翼を使って飛び立たせることに成功しており、将来的に飛行できるようになる可能性も十分にある、と語られている。
実用化に向けては、機体を安定させるためのアルゴリズムや、状況を認識するための人工知能の開発などの必要があり、まだ時間がかかるという。

また同じ技術を使った、ヤスデに似たロボットも検討されているという。

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こうした昆虫型ロボットは、今はまだ SF 小説の中の話であるかもしれないけれども、実用化はそう遠い先のことではないだろうと語られている。

US Army News Service 2014/12/11
Photo Credit: Peggy Frierson
Text: 鳥嶋真也 - FM201501
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