DARPA 計画フェーズ II へ、電動ハイブリッド 軍用オートバイ「SilentHawk」の開発が継続に

ミリタリーブログサポートチーム

2015年01月07日 14:50

Logos Technologies は 1 月 6 日、Alta Motors (旧 BRD 社) とのパートナーシップの下で開発中の電動ハイブリッド軍用オートバイ「SilentHawk (サイレントホーク) 」が、中小企業技術革新研究プログラム (SBIR : Small Business Innovation Research) を通じておこなわれる DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : 米国防総省国防高等研究事業局) 計画のフェーズ II に進んだことを発表した。
SilentHawk は、Alta Motors 社が手掛ける既存の RedShift MX 電動モトクロスと、Logos 社の実績ある静粛性や多燃料対応の電動ハイブリッド パワーシステムを融合することにより実現させることが掲げられている。

フェーズ I では Logos・Alta の両社は、軍用オフロードバイクとして使用する要件を満たす為、様々な地形とライディング条件でのパフォーマンス試験をおこなってきた。これらフェーズ I でおこなわれた結果を基に初期設計が実施されており、フェーズ II では Logos 社による試作品へのフィードバックがおこなわれるという。

現在の工程表においては、試作機を開発し、18 ヶ月以内でのテスト実施が予定されている。

高性能な電動ハイブリッドバイクの実現は、荒地など地形の如何に関わらず、敵地の奥深くへ縦横無尽に侵入することができるバイクならではの高い機動力に加え、電気的な推進音程度で殆ど音を立てることもなく、エンジンノイズも発生しない静粛性に期待が寄せられている。

また、ハイブリッドにより純粋な電動式よりも活動範囲を広げることができることから、後方支援から離れた地での運用や、戦場における電源供給システムとしての活用も考えられている。

Logos Technologies 2015/01/06
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