AC-130H「ウィックド・ワンダ」が退役

ミリタリーブログサポートチーム

2015年01月28日 17:16

米空軍特殊作戦コマンドは 2014 年 12 月 29 日、運用中の AC-130H スペクター (Spectre) のうち、「ウィックド・ワンダ」の愛称で知られる 1 機が、12 月 19 日に退役したと発表した。

ウィックド・ワンダは、パナマ侵攻やイラン米大使館人質事件、フリークエント・ウィンド作戦、砂漠の嵐作戦、グレナダ侵攻、希望回復作戦など、ヴェトナム戦争以降に米国が関わったほぼすべての紛争に参加したという。
この日ウィックド・ワンダは、フロリダ州のエグリン空軍基地にあるハルバート・フィールドで最後となる訓練飛行を実施し、その後退役セレモニーが催された。かつて同機のガンナーを務めていた Bill Walter 元・最先任上級曹長は「私はイラン米大使館人質事件の際、ウィックド・ワンダに搭乗していた。同機は素晴らしい戦歴を持っている。私はこうして、素晴らしい退役の瞬間を見られることが本当にうれしい」とコメントしている。

なお、退役後のウィックド・ワンダは、ハルバート・フィールド航空公園で展示されるとのことである。

1st Special Operations Wing Public Affairs 2014/12/29
Photo: U.S. Air Force photo/Senior Airman Desiree W. Moye
Text: 鳥嶋真也 - FM201502
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