AH-64D アパッチ・ロングボウと AH-64E アパッチ・ガーディアンの比較― Army Times
Army Times は 2 月 1 日、ボーイング社の戦闘ヘリコプターである AH-64D アパッチ・ロングボウと
AH-64E アパッチ・ガーディアンを比較する記事を掲載した。
この記事では、米国陸軍第 1-229 攻撃偵察大隊 (1-229th Attack Reconnaissance Battalion)のコマンダーを務める John Davis 中佐の感想を紹介。Davis 中佐と第 1-229 攻撃偵察大隊は、2014 年 3 月から 11 月までアフガニスタンに展開して AH-64E を運用した実績を持ち、総飛行時間は 11,000 時間を記録したという。
同氏はこれ (AH-64E) を「最強で万能なアパッチだ」と語る。
AH-64E は AH-64D と比べ、飛行速度が 32 km/h ほど速くなっており、滞空時間がAH-64D の 2.5 ~ 3 時間から、3 ~ 3.5 時間へと伸びている。また戦術情報を共有できる新しいデータ・リンク機能 (TCDL, Tactical Common Data Link) や、
グレイ・イーグルなどの無人航空機を操縦できる能力も持つ。
ただ同氏によれば、この TCDL は現時点では米軍にとってまだ一般的ではないため、任務終了後のボーイング社とのブリーフィングにおいて、他の部隊や兵器と通信するために、古いデータ・リンク機能 (SCDL, Surveillance and Control Data Link) を追加したい、と訴えたという。
米国陸軍では、2017 年から 2021 年にかけて、240 機の AH-64E を導入したいとしている。
Army Times 2015/02/01
Breaking Defense 2015/01/28
Photo Credit: Air Force Tech. Sgt. Matt Hecht
Image is for illustration purposes only.
Text: 鳥嶋真也 - FM201502
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