ISIL との戦いに備え UAE 軍の F-16 × 6 機がヨルダンに 内 2 機は国旗を消去

ミリタリーブログサポートチーム

2015年02月24日 16:42

The Aviationist は 2 月 8 日、過激派組織 ISIL への空爆を再開するため、ヨ ルダン・ハシェミット王国の空軍基地に到着したアラブ首長国連邦軍の 6 機の F-16E/F ブロック 60 のうち 2 機から、国旗が消されていることがわかったと 報じた。
これまでにも、米軍の無人機が極秘のミッションを行う際などに、国旗などの国 籍や所属を示す塗装を消すケースがあった。しかし The Aviationist によれ ば、アラブ首長国連邦軍が ISIL への空爆に参加していることはもはや公然の秘 密であり、今になって消す意味は少ないことから、昨年行われたリビアへの空爆 に参加した機体だったのではないか、と分析している。アラブ首長国連邦軍がリ ビア空爆に参加したことは、ISIL への空爆ほどまでは有名ではないためだ。

アラブ首長国連邦軍は、ヨルダン軍パイロットが 2014 年 12 月に ISIL に拘束 された事態を受け、空爆を中断していた。またアンマンからリリースされた情報 によると、C-17 貨物機と A330 空中給油機が、この展開をサポートしたという。

The Aviationist 2015/02/08
Photo released by the official Jordanian news agency.
Text: 鳥嶋真也 - FM201502
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