ロシア陸軍の新型戦闘車「アルマータ」の戦車型 (T-14) と重歩兵戦闘車型 (T-15) が引き渡し
ロシア・トゥデイは 2 月 22 日、タス通信の報道を引用する形で、ロシア陸軍の新型戦闘車「アルマータ」(Armata) の戦車型 (T-14) と重歩兵戦闘車型 (T-15) の最初のバッチの製造が完了し、実地訓練のためにロシア陸軍に引き渡されたと報じた。
アルマータは 2009 年から UralVagonZavod 社で開発されている車輌で、モジュール式構造を採用し、主力戦車 (MBT) 型の T-14 をはじめ、重歩兵戦闘車型の T-15、他にも火力支援型、地雷処理戦車型、架橋戦車型といったヴァリエーションが予定されているという。またクルーが乗り込む部分は複合材によって個別に守られており、また操縦などはコンピューター化され、2人の搭乗員のみで運用でき、砲塔内は無人だともいわれている。
T-14 には 125 mm、ないしは 152 mm の滑腔砲が装備され、また 30 mm、12.5 mm 重機関銃やなども装備されるという。
計画では、2020 年までに、主力戦車や地雷処理戦車などのハードウェアのうち、約 70 % となる 2300 輌を、アルマータによって代替することを目指しているとされる。
今のところ、アルマータが初公開されるのは、今年 5 月 9 日の戦勝記念パレードの際になるのではないかといわれている。
Russia Today 2015/02/22
ArmedForcesUpdate 2015/03/29
Text: 鳥嶋真也 - FM201504
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