ハリウッド版「メタルギア・ソリッド」が一歩前進か、米エンタメ情報サイトが報じる
アメリカのエンタメ系情報サイト“ Deadline Hollywood ”に掲載された記事によると、ゲームデザイナー小島秀夫氏が手掛ける大人気ゲームソフトシリーズ「メタルギア・ソリッド」の映画化に向け、脚本家にシナリオの執筆依頼を行ったようだ。
2007年頃より映画化の話はあったものの頓挫し、2012年にコロンビア映画と米ソニー・ピクチャーズがタッグを組むかたちで仕切り直しの製作発表が行われた。 その後、監督候補が伝えられただけで目立ったニュースは無かったが、ようやく脚本家が決定したことで映画化が現実味を帯びてきたことになる。
脚本を担当するのは、イギリス出身のジェイ・バス（ Jay Basu ）。ギャレス・エドワーズ監督出世作「モンスターズ/地球外生命体」の続編となる「
Monsters: Dark Continent 」で脚本を手掛けている新進脚本家である。
小島秀夫監督 (左) と並んで記念撮影に応じる映画プロデューサー Chairman & CEO of Arad Productions, Inc. Avi Arad (アヴィ・アラッド) 氏 (右)
プロジェクトを指揮するのは、マーベル・スタジオズの設立者で CEO の敏腕映画プロデューサー：アヴィ・アラッド（ Avi Arad ）と、その息子である映画プロデューサーのアリ・アラッド( Ari Arad )。彼は「ゴーストライダー」や「アイアンマン」などを手掛けており、実写映画化が決った「攻殻機動隊」のプロデューサーを務めている。
製作総責任者には「キャプテン・フィリップス」「13デイズ」「ソーシャル・ネットワーク」など多くの作品を手掛けてきた映画プロデューサーのマイケル・デルーカ（ Michael De Luca ）が務めている。
尚、監督にはサンダンス映画祭で好評だった青春コメディ映画「 The Kings of Summer 」のジョーダン・フォークト・ロバーツ（ Jordan Vogt-Roberts ）が候補に挙げられているが、現時点で正式発表はされていない。
キャスティングが最も気になるところだが、正式発表まで今しばらくの辛抱であろう。
「メタルギア・ソリッド」は世界中でファンムービーが数多く作られており、過去には5年もの歳月を掛けて製作された大作も存在し、世界的人気タイトルであるこ を伺わせる。参考までに、今年1月に公開されたオーストラリアのクリエーターチーム“ Fury Fingers “のファンムービーがこちらである。
Deadline Hollywood 2015/03/30
Text: 弓削島一樹 - FM201504
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