2015年05月19日 19:57
G36 アサルトライフルにおける射撃精度の欠陥が分かって以来、渦中にあるドイツの世界的な銃器メーカー、ヘッケラー&コッホ (H&K: Heckler & Koch) 社に、また新たな問題が浮上し、話題となっている。
Photo: NATO-Übung "COLD RESPONSE 2014" / ©Bundeswehr/Bender
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ドイツ語の「Militärischer Abschirmdienst」から由来する略称「MAD」は、日本語では「軍事防諜局」と表記される。MAD は、ドイツが連邦レベルで有する 3 つの情報機関の 1 つで、連邦軍の一部局に位置しており、軍隊内での防諜活動 (カウンターインテリジェンス) に従事している。
HK 社の G36 アサルトライフルにおける射撃精度の問題を受け、ウルズラ・フォン・デア・ライエン (Ursula von der Leyen) 独国防相は 4 月 22 日、ドイツ連邦議会の特別委員会 (一般には非公開) の席で、軍での制式採用をしているこのライフルの将来について言及。「現在の状態では、我がドイツ連邦軍 (Bundeswehr) に未来が無い」として疑問を呈している。