BAE システムと GDLS が、米陸軍の新型戦闘車両の開発予算を獲得
BAEシステム社(BAE Systems Land and Armaments)とジェネラル・ダイナミック・ランドシステム社(GDLS)は、新型戦闘車両の開発に、およそ2,800万ドルと追加予算が支給される契約をアメリカ陸軍と結んだ。
この新契約は、過去の地上戦闘車両プログラムのキャンセルされたことを受けて行われる、次世代IFV(歩兵戦闘車・・・Infantry Fighting Vehicle )開発プログラムの一環であり、新型車量は、1981年から実戦配備されたブラッドリー兵員輸送車と更新される。
軍事ジャーナリストらの指摘によると、この新型車両の問題点は、軍の追加要求により車両重量が60トンを越え、さらにBAE社や海外メーカーの既存の装甲車両の方が、新型車両よりも安い点である。実際に、議会予算事務局は、この新型車両の研究・製造コストは、既存の車両1,800両のコストである290億ドルを越えると試算している。しかし、ある陸軍高級将校によると、「この新型車両は、戦場での要求を既存の車両に反映させるもので、必要十分なものである」と述べている。
U.S. DoD 2015/05/29
Text: 友清仁 - FM201506
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