2015年06月16日 19:00
アメリカのエンタメ系情報サイト“ Deadline Hollywood ”に掲載された記事によると、日本でも間もなく配信サービスが始まるアメリカのオンラインDVDレンタル&映像ストリーミング配信会社:ネットフリックス( Netflix )が、主演・プロデューサーに人気俳優ブラッド・ピット( Brad Pitt )を迎え、彼の映画製作会社:プランBエンターテインメント( Plan B Entertainment )との共同製作で、故マイケル・ヘイスティングス( Michael Hastings )氏のノンフィクションベストセラー「 The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America's War in Afghanistan 」を原作とした映画『 War Machine(仮題)』の製作に着手すると発表したようだ。
「 The Operators 」は、アフガニスタン駐留軍司令官:米陸軍大将(当時)のスタンリー・マクリスタル ( Stanley McChrystal )氏 に、著者がローリング・ストーン誌の記者として同行取材し書き上げたものであり、軍指揮官らの舞台裏での様子や、軍関係者がオバマ米大統領や政府高官らを侮辱した内容のインタビューなどが記されている。
The Operators: The Wild and Terrifying Inside Story of America's War in Afghanistan /
Michael Hastings
これがもとで、スタンリー司令官は更迭されたという報道もあるが、現場での厳しい交戦規定を設けたことで生じた自軍への損害問題や、アフガンでの戦略計画の不備など、解任理由は諸説あるようだ。また著者のマイケル氏は、後に交通事故によって死亡しており事故陰謀説が噂されている。
スタンリー・マクリスタル氏は、米陸軍大将時に国際治安支援部隊司令官およびアフガン駐留軍司令官を務めた人物であり、陸軍士官学校を卒業後は、第82空挺師団中隊長、第7特殊部隊(グリーン・ベレー)分隊指揮官、2003年から2008年までは統合特殊作戦コマンド司令官、2008年8月から2009年6月までは統合参謀本部事務局長、などを歴任している。2012年には“戦況によっては徴兵制度の復活が必要”と発言し物議を呼んだことがある。