2015年08月24日 11:22
13 Hours: The Explosive True Story of How Six Men Fought a Terror Attack and Repelled Enemy Forces Paperback – December 4, 2014 by Mitchell Zuckoff本作は、ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家 / ジャーナリストのミッチェル・ズックオフ( Mitchell Zuckoff )が、2012年9月11日に北アフリカのリビア国(通称リビア)ベンガジ県で発生した米領事館襲撃事件の取材を基に出版したノンフィクション小説「 13 Hours:The Inside Account of What Really Happened In Benghazi 」が原作となっており、襲撃事件発生後の13時間を勇敢に戦った領事館警備兵6名の知られざる活躍が描かれている。
リビア米領事館襲撃事件は、イスラム厳格派“サラフィスト”を中心とする2000人が米領事館前に押し寄せ反米デモを展開していたが、やがて武装集団がロケット弾、対戦車砲、自動小銃を乱射しながら領事館へ突入を開始。地元治安当局の警備を15分で突破し、施設内への進入を許すこととなった。大混乱となった敷地内から領事館職員らは脱出を図ったが、クリストファー・スティーブンス( Christopher Stevens )米大使とショーン・スミス( Sean Smith )外交官、そして元 SEALs 隊員(事件当時はCIA契約兵士)のタイロン・ウッズ( Tyrone Woods )とグレン・ドハティ( Glen Doherty )の4名が亡くなっている。
在リビア・ベンガジ米国領事館襲撃事件の教訓を生かし、海兵隊は海兵空地任務部隊「SPMAGTF-CR (Special-Purpose Marine Air-Ground Task Force Crisis Response) 」を編成。脚本(脚色)は、アメリカの小説家:チャック・ホーガン( Chuck Hogan )が担当。代表作の「強盗こそ、われらが宿命(さだめ)」は、2010年にベン・アフレック監督/主演で「ザ・タウン」として映画化されている。