米海兵隊司令官、海兵隊歩兵の標準ライフルとして M4 カービンを正式承認
米海兵隊のプライマリーウェポンが、2016 年 9 月末までに M16A4 から M4 カービンに正式リプレイスされる。
これは、ロバート・ネラー (Robert Neller) 海兵隊総軍司令官が署名したという内部メモをソースとするもので、全ての歩兵大隊、治安部隊、支援スクールが対象。
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海兵隊では現場の兵士の間で、CQB (Close-Quarters Battle) や車両任務の際に、M16A4 では長尺過ぎて取り回しの悪さが指摘され続けていた。また、屈強な体格の兵士はいざ知らず、小柄な兵士にとって M16A4 は扱い難い一方で、M4 は携行する際の重量的な負荷の軽減ができ、拡張性も持ち合わせているとして太鼓判が押されている。
海兵隊関係者によると、カービンは海兵隊で標準カートリッジ になる AB49 SOST (Special Operations Science and Technology) を発射することになる。海兵隊がおこなった実射試験では、この弾薬は 600 メートルの距離で M16A4 と比べてより良い弾道特性を提供しているとのこと。
既に少なくとも半分の部隊が M4 を個人火器として手持ちがあるため、変更に伴う予算的な負荷は軽減できるものと考えられている。
Marine Corps Times 2015/10/26
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