2016年02月19日 20:28
作品作りに当たりグロス氏は、アフガニスタンのカンダハル・シティから 30 キロメートルほど離れたスペールワン・ガー (Sperwan Ghar) の前進作戦基地 (FOB: Forward Operating Base) を訪れ、2 週間に渡って滞在。死と隣り合わせの危険をはらんだ基地の外「有刺鉄線の向こう (outside the wire)」のパトロールにも参加するなど、現場の兵士の実情を身を持って体験したことを語っている。
タイトルにもなっている「ハイエナ・ロード」は、現場に展開した兵士たちの間では「ルート・フォスター (Route Fosters) 」の名で知られる。カナダ軍による舗装工事がおこなわれるまでは、100 メートル毎に簡易爆弾 (IED: Improvised Explosive Device) が仕掛けられている魔の場所として恐れられていた。
(C) Elevation Pictures
物語は、アフガニスタンに派遣されたカナダ軍の達人スナイパーであるライアン・サンダース (Ryan Sanders) と、グロス氏自らが役に入った情報将校ピート・ミッチェル (Pete Mitchell) が、地元住民との複雑な関係をうまくこなし、辺り一面爆弾が蔓延る中でナビゲートしなければならない状況を中心に展開する。グロス氏によると、スナイパーと情報将校、そして伝説のムジャヒディン (Mujahideen) 戦士が出会い、ストーリーは予測不能な結果を導くとしている。
(C) Elevation Pictures