米陸軍の 5,000 トンに及ぶ弾薬類がドイツに到着。単一の欧州行き発送としては過去 10 年で最大規模

Photo Credit: James Grell, Theater Logistics Support CenterEurope

米欧州陸軍 (USAREUR: United States Army Europe) の 5,000 トンにも及ぶ大量の弾薬類がドイツに到着した。陸軍によると、過去 10 年以上の中で、単一の欧州行き発送としては最大規模とのこと。

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兵士が携行する各種の小火器用や、戦闘車両、火砲用など様々な弾薬が 415 余りのコンテナに積載。ドイツ西部ミーザウにある陸軍の補給廠に保管される。

ロシアと西側諸国との「新冷戦 (new Cold War) 」が背景にあり、NATO 軍の再編成に伴うもの。ロシアによるウクライナへの介入が始まった 2014年 以降、米国は「大西洋の決意作戦 (OAR: Operation Atlantic Resolve) 」と名付けた欧州における軍備増強を実施。地域の安定化を図るため、空軍は 2004 年からアジア太平洋地域で始めていた「戦域安全保障パッケージ (TSP: Theater Security Package) 」を欧州でも適用させている。

米欧州陸軍では、6 月にポーランドで NATO 加盟国を中心としたパートナー諸国、計 24 ヶ国から 25,000 名以上の兵力でおこなわれる多国間軍事演習「アナコンダ (AN16: Exercise Anakonda 2016) 」の実施を予定している。

Stars and Stripes 2016/02/21