英海兵隊、「SA80」からコルト「C8」へ更新

ミリタリーブログサポートチーム

2016年03月16日 13:07


Photo: C8 series cabines / Colt Canada
第43艦艇防衛群のグレーアム・フレーザー大佐によると、英海兵隊の海軍原子力潜水艦基地および核兵器運搬車両を警護する兵士の能力を向上させるため、コルト・カナダ社のC8カービンを採用する見通しであるという。

すでに英特殊部隊には、C8 カービン(英正式名L119)が配備されているが、今回、この動きを一般部隊にも拡大し、核兵器関連の防衛任務に就くすべての現役部隊がイギリス全土に移動する際に、逐次カナダ製ライフルに更新されるという。(2015 年末に更新を完了した模様)

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また、第43 コマンドは、MP5 と平行して少数のL119 を採用しているが、徐々にL119 を部隊の標準火器とする予定である。海軍上層部によると、すでに300 丁のC8 が第43 コマンド向けに購入されたそうであるが、コストについては言及を避けた。


Capture screen: L85A2 / Royal Airforce
第43コマンドがL119に更新する理由は、L119 は跳弾が少なく、付随的損害が発生しにくいという特徴を好んだためといわれる。L119 およびL85A2 は、NATO 軍標準の5.56*45mm 弾を使用するが、43 コマンドは銃口速度の遅い弾を使用する予定である。

しかしながら、海軍によると、これは「1 回かぎり」の調達であり、海兵隊3 個旅団がすべてL119 に更新するわけではないとのことである。

IHS Jane's 360 2016/03/03
Text: 友清仁 - FM201603
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