2016年04月13日 16:09
米陸軍特殊作戦司令部 (USASOC: United States Army Special Operations Command) 主催による年次国際スナイパー競技会 (U.S. Army Special Operations Command International Sniper Competition) と、記念すべき第 1 回目となる国際アーバン・アサルト・チャレンジ (International Urban Assault Challenge) が、共にノースカロライナ州フォートブラッグで開催された。
U.S. Army photo by Staff Sgt. Jacob Braman /
U.S. Army John F. Kennedy Special Warfare Center and School, PAO
まず、スナイパー競技会については 3 月 20 日から 25 日の会期で開催されており、今年は米国、アイルランド、ドイツ、オーストリア、シンガポール、カザフスタン、キルギスタンなど、計 25 ヶ国から 2 人 1 組の 25 チームが参加している。5 日間の中で用意された 21 の競技項目に取り組んでおり、参加者の大多数は、軍・法執行機関いずれかの特殊部隊に所属していることが伝えられている。
U.S. Army photo by Staff Sgt. Jacob Braman /
U.S. Army John F. Kennedy Special Warfare Center and School, PAO
特殊部隊員御用達の光学機器メーカーであるリューポルド社 (Leupold & Stevens, Inc.,) は、4 月 7 日付で「我が社の光学機器がこのコンペを支配している」と題したプレスリリースを配信。
Photo: via Leupold & Stevens, Inc.,
また、このスナイパー競技会の実施と併せて開催が告知されていた、市街地に特化した戦闘訓練競技会についてもみてみると、こちらは 3 月 28 日から 31 日までの 4 日間で開催されている。
Photo: via U.S. Army John F. Kennedy Special Warfare Center and School official FaceBook
そうした背景の下、当該競技会の中では、実戦の中で「アサルター (強襲者) 」にとって要求される課題が 20 種に渡って設定されている。その内の 1 つを取り上げてみると、AK-47 を使った射撃訓練が設けられていた。参加者が戦場で鹵獲 (ろかく) した武器を回復させて使用することを意味しており、出来る限り迅速に目の前のターゲットを撃ち落とさねばならない課題となっていた。
Photo: via U.S. Army John F. Kennedy Special Warfare Center and School official FaceBook