2016年05月24日 19:56
軍用アイウェアの開発で知られるリヴィジョン・ミリタリー (Revision Military) 社が、極寒地での使用を想定した「スノーホーク (SnowHawk) 」ゴーグルシステムを発表した。
Photo: SnowHawk, Revision’s Cold Weather Goggle system
リヴィジョン社によれば、米軍はここ数年、極寒地でのオペレーションを増やしており、それに伴い寒さに起因した負傷が増え続けているとのこと。過去 5 年間においては、3,000 名近い兵士に被害が出ているとしている。
Photo By: Cpl. Jason Jimenez
そして一方のアノン側からは、アノンが独自に開発したマグネット式一体型のフェイスマスク「MFI (Magnetic Facemask Integration) 」の技術提供を受ける。MFI は、ゴーグルと接触する「鼻」と「眼窩下孔」の辺りに 4 つのマグネットポイントが配されており、専用設計された「MFI キャリア」によって、ゴーグルのフレームとシームレスな密着を実現する。空気の循環を促すことでレンズの曇りを防いでおり、取り付けはかなりしっかりしたものとなっている。その為に、着用者の激しい動きでも意図せず外れることは無い一方で、洗濯時などの取り外しは容易という利便性を持っている。
Image: via Anon Optics
なお、リヴィジョン社によると、スノーホーク寒冷ゴーグルシステムは現在までに様々な外部機関によるトライアルを受けているとのこと。
Photo: Ministry of Defense, http://www.defenceimagery.mod.uk/ via Revision Military
ホワイトとブラックの本体カラーのバリエーションの他、クリア、ソーラー、イエロー・ハイコントラスト、ヴァーミリアン (朱色) ハイコントラストといった 4 種の取り換えレンズをオプションに持ち、現在公式通販サイトにて販売がおこなわれている。
Photo: via Revision Military