若き武器商人たちの戦争ビジネスをコミカルに描いたクライムコメディ映画「War Dogs」

ミリタリーブログサポートチーム

2016年09月08日 16:03

若き武器商人たちの戦争ビジネスをコミカルに描いたクライムコメディ映画『War Dogs』のトレーラーが、Youtube の Warner Bros. Pictures 公式サイトで公開中である。尚、8月19日よりアメリカで上映が始まっている。
物語は ―― デイヴィッド・パクオズとエフレイム・ディヴァロリの青年二人は、マイアミで武器取引の請負業(武器商人)を営んでいた。当初は小さな儲けであったが徐々に事業は軌道に乗りだし、裕福な生活が出来るようになっていった。そして、アフガニスタン軍への武器供給に絡む3億ドルの契約を結ぶこととなるが、得体の知れない連中が彼らに近づきはじめる・・・。


Capture screen: via Rolling Stone
本作は、ジャーナリストでベストセラー作家のガイ・ローソン(Guy Lawson)の著書「Arms and the Dudes」を原作としている。同書は、武器商人の実話を基に描かれており、米ローリングストーン誌に掲載された後に書籍化された。

監督は、大学生時代にドキュメンタリー映画で長編デビューを果たしたトッド・フィリップス(Todd Phillips)。コメディ映画を多く手掛けており、2009年に公開された「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」は、ゴールデングローブ賞作品賞(ミュージカル・コメディ部門)やアメリカ映画編集者協会賞、MTVムービー・アワード、セントルイス映画批評家協会賞などを受賞している。同作は後にシリーズ化されている。

音楽は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマーだったクリフ・マルティネス(Cliff Martinez)。スティーブン・ソダーバーグ監督作品「トラフィック」や、ボストン映画批評家協会賞音楽賞を受賞したニコラス・ウィンディング・レフン監督作品「ドライヴ」など多くの映画音楽を手掛けている。

デイヴィッド・パクオズ役には、若きジャズ・ドラマーの葛藤を描いた「セッション」に主演し多くの映画賞にノミネートされた若手演技派俳優のマイルズ・テラー(Miles Teller)。スーパーヒーロー映画「ファンタスティック・フォー」では Mr.ファンタスティックを演じている。

エフレイム・ディヴァロリ役には、「マネーボール」と「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされている若手実力派俳優のジョナ・ヒル(Jonah Hill)。「LEGO ムービー」などで声優としても活躍し、脚本家、コメディアンでもある。

他には、「アメリカン・スナイパー」でクリス・カイルを演じアカデミー賞主演男優賞ノミネートされたブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)、「ノック・ノック」でキアヌ・リーヴスを翻弄させる美女のひとりベルを演じたアナ・デ・アルマス(Ana de Armas)、スティーヴ・ロンツ(Steve Lantz)、グレッグ・ワイナー(Gregg Weiner)、らが出演する。ブラッドリー・クーパーは、「ハングオーバー」シリーズにも出演しており、本作のプロデューサーとしても名を連ねている。

尚、日本での公開は現在未定である。

Text: 弓削島一樹 - FM201609
関連記事