アメリカ海兵隊 通年でウッドランドMARPATの作業服を着用するよう規定変更

ミリタリーブログサポートチーム

2016年12月15日 18:48


Photo: United States Marine Corps
海兵隊は従来夏季はデザートMARPAT、冬季はウッドランドMARPATの作業服を着用することとなっていたが、12月8日の通達により年間を通じてウッドランドMARPATの作業服を着用するようになった。
従来は概ねサマータイムを境にして迷彩パターンを切り替えるようになっていた。しかし迷彩はあくまで戦闘を有利にするために使用するのであるから、本土でこのルールを適応することに意味はないのではないか、という意見が出たことから、米本土内の基地では年間を通じてウッドランドMARPATの作業服を着用すると決定された。着用の際は夏は袖をまくり、冬は下げることとしている。デザートMARPATの作業服は引き続き支給される。


Photo By: Cpl Mike Escobar

またアメリカ本土の外に派遣中または派遣前訓練を受けている部隊、初等訓練中や各種学校に在学中の隊員については、気候や任務・訓練の内容に応じて指揮官が作業服の迷彩パターンを指定できる。

制服の着用規定は戦略の変化、予算の制約や規律の維持等の理由で頻繁に変更される。概ね厳しくなる方向で提案されることが多いが、先日、アメリカ陸軍が袖まくりを許可したように緩和されることも多い。

今回の決定は海兵隊総司令官ロバート・ネラー将軍の意向が強く働いたもののようだ。彼は2015年11月に、配属先の事情に応じて指揮官が迷彩パターンを指定できるよう規定を変更するなど、どちらかといえば甘い方向に規定を変更しており、今回の決定もその路線に沿ったものであると考えられる。

アメリカ陸軍、戦闘服の「袖まくり」を11年ぶりに許可 - ミリブロNews

Source: Marines will now wear woodland green camouflage uniforms all year

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Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201612
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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