2016年12月20日 11:39
ノルウェーのイーブランクス社 (Eblanks AS) が開発を手掛けている「イーブランク・システム (E-blank system) 」では、空包を使わず、発砲時のリコイルや銃声、マズルフラッシュを電子制御によって再現している。
Photo from INOVEX
システムは、専用のマガジン、レーザー照射機能付きのリコイルモジュール、専用設計されたチャージングハンドル、銃口に取り付けるマズルフラッシャー、専用充電器で構成されている。取り付けは、M4 本体のテイクダウンと同じ手順をたどる中で組み込めるよう、至ってシンプルなものとなっており、上述の構成パーツを取り付けることでレディー状態となる。
Capture screen from NIMTEC AS YouTube channel
専用マガジンには弾数の制限が設けられる他、セレクターレバーの切り替え、ボルトリリースボタンのプッシュ、チャージングハンドルを引く操作が求められるなど、実銃の操作と同じ所作が求められる。また、既存のレーザーを使った模擬交戦システム (TES: Tactical Engagement Simulation) との互換性を持つことから、従来のブランク弾薬が使用できない状況でも利用できるとのこと。
Capture screen from NIMTEC AS YouTube channel