米空軍最後の現役F4ファントムⅡによる最後のフライト
2016年12月21日、米空軍で現役で運用されている最後のF4ファントムⅡが、最後の飛行を行った。本項では、そのドキュメンタリービデオを紹介する。
空軍でたった一人のF4ファントムの現役パイロットであるロナルド・キング (Ronald King) 中佐は、「まったく残念なことです。ファントムが傑作機であることは、ファントムとともに生きた人々の証言なくして語ることはできません」。
53年間の配備の中で、ファントムは多くの世界記録を持っている。有名なもので、マッハ1.6の飛行速度と高度3万メートルの飛行高度、そして、空軍のサンダーバードと海軍のブルーエンジェルズの両方に採用されたことなどである。
U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Eboni Prince
「ダブル・アグリー」、「オールド・スモーキー」、さらに「リノ」などの愛称で親しまれたファントムは、1997年に現役を退き、数機が試験・研究用に残された。
試験用に回収されたファントムはQF4という形式となり、第82飛行目標分隊、第53兵器開発グループに配備されて有人・無人標的として使用され、第4/5世代兵器システムの開発に貢献した。
航空戦闘司令部(Air Combat Command)は、これ以後のフルスケールの航空機の標的試験は、QF16(F16の試験機)を使ってフロリダ州で行うとしている。
F4ファントムが参加する最後の航空ショーは、ネリス空軍基地で11月12-13に行われる。
Text: 友清仁 - FM201701
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