イラク・モースルでダーイッシュ (IS) 討伐支援のために展開中のフランス軍特殊部隊の映像
フランスのテレビチャンネル、フランス 2 の取材チームが 15 日、イラク北部の都市モースルにおいて、ダーイッシュ (Daesh, IS, Islamic State, ISIS, ISIL) 討伐作戦に参加のために展開中のフランス軍特殊部隊の様子を報じた。取材時の映像はその後、国際ニュース専門チャンネルであるフランス・ヴァン・カトル (FRANCE 24) において公開されている。(映像後半部は政治情勢のニュース)
イラク・クルド部隊による進撃の裏側で、200 名のフランス軍兵士が、イラク軍の精鋭兵士らと共におよそ 2 年間に渡り滞在。訓練の提供や戦術指南をおこなってきた。
フランス軍特殊部隊のイラク派兵における主な任務は諜報活動。ダーイッシュと対峙する最前線の危険地帯に展開しているが、直接的な (戦闘) 行動に移すことは決してなく、その役割は、イラク軍に対して目標ポイントの支援や、探索、分析、敵の仕掛けた爆弾の除去や破壊を支援するにとどまっているという。
映像には、ダーイッシュのスナイパーが陣取っていたとみられる狙撃部屋や、市内に張り巡らされているとされる複雑な迷路仕掛けの様子などが垣間見れる。また、墜落した無人機の残骸を調査し、回収している様子も確認できる。
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