伸ばすと7メートルの棒になる小さなロールマット「RolaTube」を使用したアンテナを米陸軍がテスト中

ミリタリーブログサポートチーム

2017年02月21日 13:47


U.S. Army photos by Angie DePuydt.
通信機のアンテナの性能はその長さが大きく影響する。通信機をフルに活用するにはなるべく長いものを用意したいが、兵士が持ち運べる長さには限度がある。RolaTube社の技術はこれを解決するものだ。
RolaTubeは布カバーに収めたグラスファイバー製のマットで丸めると寝袋ほどのサイズになる。広げて巻く方向を変えることで23フィート(約7メートル)のポールになる。

U.S. Army photos by Angie DePuydt.

Rolatube Technology Extending Technology Rollout/Rollup Tactical Ladder and Tactical Antenna Mast - YouTube

ワイヤーなどを用いて地面に立てるのが基本的な使い方である。しかし受信状態が悪い場合は、3mで約1.2㎏という軽さを生かして周囲の樹木にアンテナを吊るし高さを稼いで、見通しをよくすることもできる。
RolaTube Expeditionary Systems - タイムライン


アンテナ以外にも測量用のポールや偵察用カメラの支柱など様々な機器に応用されている。ノルウェーのヘンリクセン社はRolaTubeを用いて船舶に乗り移る際に縄梯子をかけるためのポールを提供している。
REBS - Boarding operation with telescopic pole - YouTube

Source: Army Expeditionary Warrior Experiments Facebook page

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201702
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

関連記事