イラク戦争の実体験に基づくNetflixオリジナル戦争映画「Sand Castle」が4/21より配信開始
イラク戦争で民事作戦に従事する米陸軍兵の苦悩と奮闘を描いた戦争映画『Sand Castle』のオフィシャルトレーラーが、Youtube の Netflix US & Canada 公式チャンネルで公開された。
本作は、米陸軍の分隊支援火器射手(マシンガンナー)として、イラク戦争初期のスンニー・トライアングルで 2003 年から約 2 年間にわたり民事作戦(CA / Civil Affairs)など 200 以上の任務に従事した脚本家:クリス・ロスナー(Chris Roessner)の実体験を基に描かれたネットフリックス (Netflix) オリジナル作品であり、4 月 21 日より配信が開始される。
物語は ―― イラク戦争初期の 2003 年、米陸軍第 4 歩兵師団で分隊支援火器射手を担当するマット・オクレは、手の怪我をでっち上げて帰国を目論むような未熟な兵士であった。そんなオクレが所属する小隊が、バクバ市郊外の農村部にある水道施設の修復工事を任されることになる。その水道施設は米軍の攻撃によって損傷しており、攻撃に憤った村民らは米軍に対して敵意を抱いていた。オクレたちは村民らを説得しようとするが、溝は埋まらないうえに敵からの攻撃が頻発し、もどかしさを募らせていく・・・。
監督は、本作が長編 2 作目となるブラジルの新鋭フェルナンド・コインブラ。長編デビュー作「A Wolf at the Door」は、第 68 回 DGA(アメリカ監督協会賞)でベスト・ファーストタイム・フィーチャー・フィルム・ディレクターにノミネートされている。ネットフリックスの犯罪ドラマ「ナルコス」シリーズで、監督を 2 エピソード務めている。
脚本のクリス・ロスナーは、退役後に米パット・ティルマン財団の米退役軍人および軍の配偶者を支援するプログラム:ティルマン奨学金制度を利用して南カリフォルニア大学映画芸術学校で脚本を学んだ。同校卒業後、未公開の優れた脚本を選ぶ“ブラックリスト 2012"において本作『Sand Castle』が選出された。
主人公マット・オクレ役に「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のウォーボーイズ:ニュークスを演じたニコラス・ホルト(Nicholas Hoult)。民事作戦を指揮する特殊部隊のシヴァソン大尉役に「コードネーム U.N.C.L.E.」のナポレオン・ソロや「マン・オブ・スティール」以降のスーパーマンを演じてるヘンリー・カヴィル(Henry Cavill)。小隊長のベーカー軍曹役に「プロメテウス」でホロウェイを演じたローガン・マーシャル=グリーン。他には、「エクスペンダブルズ 3 ワールドミッション」でソーンを演じたグレン・パウエル、「エイリアンVSプレデター」に出演したトミー・フラナガン、パーカー・ソーヤーズ、ボウ・ナップ、などが出演する。
Text: 弓削島一樹 - FM201703
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