米陸軍が迫撃砲弾を使って前線兵士に物資補給をおこなう搬送システムを計画
Photo from CJTF-HOA Public Affairs
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アメリカ陸軍が砲弾を使って補給を行う物資搬送システムを研究中だ。
ARP(Ammunition Resupply Projectile)の名称で提案されたこのシステムは、中空の迫撃砲弾を利用し、ペイロードに医薬品や150発ほどの5.56mm弾を収納できる。
発射された砲弾が頂点に達したところでペイロードが外殻から外れて落下、積み荷が粉砕されないようパラシュートなどの減速装置を用いて着地する。この際GPS誘導によるガイド機能も考慮されているという。
Image from Picatinny Arsenal
目標への到達誤差は10m以内とのことで、孤立した前線基地や潜入任務中の特殊部隊などへの物資補給などでの活用が期待されている。
1990年代にも同様のコンセプトが提唱されたが実用化には至らなかった。現在の状況下ではどうだろうか。
Text: 乾宗一郎 - FM201703
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