ネットフリックスがトム・ハーディー主演シールズ映画「ウォー・パーティー」の製作・配給権を獲得

ミリタリーブログサポートチーム

2017年03月27日 15:35


U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Martin L. Carey
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ネットフリックス(Netflix)が、ネイビーシールズ(Navy SEALs)を題材とした映画『War Party』の権利(製作権 / 配給権)を獲得したと、米エンタメ誌:THR(The Hollywood Reporter)が報じている。Netflix は権利獲得に 100 万ドルを投じ、アマゾン・スタジオ、ユニバーサル・スタジオ、ライオンズゲートに競り勝ったようだ。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でマックスを演じたトム・ハーディー(Tom Hardy)が主演を務め、リドリー・スコット監督が設立した映画制作会社:スコット・フリー・プロダクションズ(Scott Free Productions)が製作を行い、同制作会社のジュールズ・ダリーとケビン・J・ウォルシュがプロデューサーを務める。

監督は、長編デビュー作「チョッパー・リード 史上最凶の殺人鬼」でオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞とオーストラリア映画批評家協会賞の監督賞を獲得したニュージーランドの気鋭:アンドリュー・ドミニク(Andrew Dominik)が務める。2 作目の「ジェシー・ジェームズの暗殺」は全米西部劇作家賞の西部劇ドラマ賞を受賞し、3 作目の「ジャッキー・コーガン」はカンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールにノミネートされた。過去作全ての脚本も担当している。『War Party』が長編 4 作目となる。

脚本は、脚本家ハリソン・クエリーとドミニク監督の共同執筆となる。あらすじは明かされていないが、実話に基づいた作品になるようだ。

Netflix は、今年 3 月に映画プロデューサー:スコット・ステューバーを中心とした新興映画部門(ストリーミング配信用映画の開発・取得・制作を行う)を立ち上げるなどオリジナル映画の拡充を精力的に進めており、ニコラス・ホルト主演の戦争映画「Sand Castle」、ブラッド・ピット主演の戦争映画「War Machine」、アンジェリーナ・ジョリー監督がメガフォンをとったポルポト政権下のカンボジアを舞台とした歴史スリラー映画「First Their Killed My Father」、製作費 1 億ドルと推定されているマーティン・スコセッシ監督のギャング映画「The Irishman」などの話題作が控えている。

Text: 弓削島一樹 - FM201703
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