2017年03月31日 19:12
米海軍海上戦闘センター(NSWC: Naval Surface Warfare Center)/クレーン(CRANE)は、モジュラーレールシステムを評価し、各システムの性能特性に基づいて推奨するために、軍特殊作戦司令部(USSOCOM: U.S. Special Operations Command)に向けた試験をおこなった。
Photo from Magpul
M-LOK Overviewレポートによると、ハンドガードの同じ場所に何度も取り付けてみる試験では、他のモジュラーレイルシステムと比べて1/4以下の併行精度(再現性)が示されている。また落下試験では、ハンドガードにアクセサリをしっかりと固定し、他のモジュラーレールシステムよりも衝撃による損傷が少なかったとのこと。加えて障害負荷テストでは、評価に供されたモジュラーレールシステムと比べて3倍以上にもなる、最も優秀なスコアだったとのこと。
リコイルでの発表後、米国の戦術装備ニュースサイト、ソルジャー・システムズ・デイリー(SSD: Soldier Systems Daily)がこの件を報じ、一気に拡散している。そして、それに反応したマグプル社は、「我々は遂に認められ、これを発表することになった」「M-LOKシステムを自分たちの製品に取り入れ、進歩させ、採用したすべての人に感謝したい」「そして約束通り、M-LOKは引き続き利害関係者に対して無料ライセンスで提供されるだろう」としている。
Screen shot from Magpul
Magpul M-LOKのヒストリー
また、今年1月に米国で開催された銃器展示会、U.S.ショットショーで、ヘッケラー&コッホ(H&K: Heckler & Koch)社が、米軍で「M110A1」に指定されている小型セミオート狙撃システム(CSASS: Compact Semi-Automatic Sniper System)を展示した。ガイズリー(Geissele)製M-LOKハンドガードが取り付けられており、米軍におけるM-Lokの採用はこれが初めてになるとみられている。
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