シンガポール軍の装備・訓練一般公開にH&K MP7を利用する対テロ特殊部隊「SOTF」が初登場
シンガポール陸軍による装備・訓練の一般公開「AOH17(Army Open House 2017)」が、27日・28日を会期としておこなわれ、ウン ・ エンヘン(Ng Eng Hen)国防大臣の公式フェイスブックにその様子を収めた映像が公開された。シンガポールは今年が軍発足(National Service)開始から50周年の節目となる。
「ダイナミック・ディフェンス展示(D3: Dynamic Defence Display)」では、ホステージ(人質)状況下を想定した対テロ訓練に初めて特殊部隊「SOTF(Special Operations Task Force)」の隊員らが参加。SOTF隊員の手元には、大きなサプレッサーを備え、イオテック(EOTech)らしきオプティクスを備えたドイツ銃器メーカー、ヘッケラーアンドコッホ(Heckler & Koch)社製の短機関銃である「H&K MP7」の利用や、ヘルメットにはフランスのタレス・アンジェニュー製ナイトビジョンの装着が確認できる。
Image from Instagram @sgpolsim
Image from Singapore Ministory of Defense
海外軍事情報サイトでは、「SOTFはこの1、2年の間にMP7を導入した」とみている。また、国防軍のサイトには、作戦内容に応じてHK416や、ベルギーFNハースタル製P90の使用も示されている。
シンガポールのSOTFは、陸軍のコマンド部隊と、海軍の潜水部隊から成るタスクフォースで、テロの脅威に対抗する為、あらゆる状況にも対処できるよう2009年に創設されている。
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