1985年公開、S.スタローン主演アクション映画「ランボー/怒りの脱出」の貴重な舞台裏映像が公開

ミリタリーブログサポートチーム

2017年06月08日 12:09

1985 年に公開されたシルヴェスター・スタローン(Sylvester Stallone)主演のアクション映画「ランボー/怒りの脱出(原題:Rambo: First Blood Part II)」の舞台裏を捉えた貴重な映像『Stallone on the set of RAMBO: FIRST BLOOD PART II (1985).』が公開中である。

収録されているシーンは ――
・本番前の待機中の様子
・尋問のために連行されてくるシーン
・ヘリで敵地からの脱出シーン
・ヘリで米軍基地へ帰還シーン
・指令室で M60 乱射シーン
・マードック司令官に怒り爆発シーン
・トラウトマン大佐とのラストシーン

―― 撮影の殆どがメキシコ国内で1984年6月から8月に行われたようだ。
「ランボー」シリーズの2作目となる「ランボー/怒りの脱出」は、世界興行収入3億ドルを超えシリーズ最大のヒット作であったが、最低の映画を選んで表彰するゴールデンラズベリー賞(1985 年度)で、最低作品賞、最低主演男優賞、最低脚本賞、最低主題歌賞の 4 部門に輝いている。

脚本の初稿には、「ターミネーター」のジェームズ・キャメロンが携わっている。また、監督を務めたジョージ・P・コスマトスは、スタローンと再びタッグを組みアクション映画「コブラ」(1986年公開)を製作している。

80年代後半のB級アクション映画に大流行をもたらした‶M60の腰だめ撃ち"は本作でも健在であり、当時の映画では珍しかったベトナム戦争で使用された銃火器が多数登場する。また、爆薬付きの矢を放つコンパウンドボウやカスタムナイフ(通称ランボーナイフ)はキャラクターを際立たせる武器として使用されている。特に、前作に引き続き登場したランボーナイフは、レプリカ品が発売されるなど大人気アイテムとなった。

スタローンは、現在日本でも公開中の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」でスタカー・オゴルド役で出演している他、来年公開予定の実話に基づいた強盗スリラー映画「Idol's eye」で主演を務める。そして、制作が進行中とされる「エクスペンダブルズ 4(仮)」から降板したとの情報もあり、今後の動向に注目が集まっている。

Text: 弓削島一樹 - FM201706
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