イギリス軍特殊部隊SASが対テロ用に「人体破壊専用弾」を導入か

ミリタリーブログサポートチーム

2017年06月27日 13:50


Photo from G2 Research
相次ぐテロに揺れる国、イギリス陸軍の対テロ特殊部隊SASのオペレーターに人体破壊専用弾薬が配備された……というまことしやかなウワサが同国のタブロイド紙を賑わせている。

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配備されたというG2 Research社の「RIP」弾は「Radically Invasive Projectile(劇的な侵襲力をもつ弾頭)」の名の通り、タブーとされる「肉体破壊能力」を前面に押し出した弾頭。9mm口径の場合弾頭に8つの切れ込みがあり、着弾すると内部で散らばって運動エネルギーを最大限に発散するという。

RIP弾は発売当初アメリカのメディアを大いに賑わせたが、その後の有志の実験によって、破壊力という点では他の弾頭と大きな違いがないことが分かっている。むしろ破片が体内に散ることで、治癒を遅らせたり治療者の指を傷つけるなどの効果が高いのではないか、という議論もある。

国民の近くにSASの目が光っている……というのはイギリスのタブロイドではお馴染みの記事だ。今回の記事の真偽ははたしてどちらなのだろうか。

Source: SAS to be issued with 'exploding' bullets to stop terrorists | Daily Star

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201706
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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