戦地に展開している米軍特殊部隊員の全員が「凍結乾燥血漿(FDP: Freeze-Dried Plasma)」を携行

ミリタリーブログサポートチーム

2017年12月04日 14:14


Photo By: Sgt. Salvador R. Moreno
世界各地の紛争地に戦術指南やテロリスト襲撃の為に展開している米軍特殊部隊員。AP通信によると、こうした戦地に展開している米軍特殊部隊員の「全員」が、今や「凍結乾燥血漿(FDP: Freeze-Dried Plasma)」を携行しているという。

米軍特殊部隊による凍結乾燥血漿の利用については、既報の通り、海兵隊特殊部隊司令部(MARSOC)が、作戦展開中に重傷を負った同盟国の軍人に対して初めて投入したことが大きな話題となっている。この一報の際に、MARSOC隷下における凍結乾燥血漿の支給状況が明らかとなっている。

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Photo Credit: Ms. Erin Bolling, USAMMDA Public Affairs
今回のAP通信の記事では、「利用の数こそ十分ではないものの」と前置きする特殊作戦司令部(SOCOM)のコメントが掲載されており、「グリーンベレーをはじめとする特殊作戦チームが、少なくとも過去5年間の中で24回に渡って凍結乾燥血漿を利用していた」ことにも言及している。
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