2018年02月01日 16:32
脳を電気的に刺激し、着用者のパフォーマンス向上を引き出す―。サイエンスフィクション作品にも登場しそうな夢の装置の開発を手掛ける、米カリフォルニア州サンフランシスコの「ヘイロー・ネウロサイエンス(Halo Neuroscience)」社が、1,300万ドル(=約14億2,000万円)の資金調達に成功したことを発表した。民間投資会社による主導の下、ビジネス拡大を図る「シリーズB」での調達であったことが示されている。
Photo from Halo Neuroscience
同社のヘッドセット型ガジェット「ヘイロー・スポーツ (Halo Sport) 」は2016年7月に、国防総省が「兵士のパフォーマンス向上を狙って、新たな技術を使った装置を導入する」として白羽の矢が立ったことでも知られる。その後、翌年8月には海軍特殊部隊SEAL隊員の中でも選りすぐりの精鋭が集う「ST6(SEAL Team 6, a.k.a. "DevGru")」や陸軍特殊部隊、パラレスキューチームが導入していると報じられ、再び脚光を浴びている。
Photo from Halo Neuroscience
ヘッドセットのバンド内側に敷き詰められた柔らかなフォームのプライマーから電気信号が送られ、脳の運動皮質 (motor cortex) に働き掛けることで、神経細胞ニューロンの能力を増強させるという仕組み。メンタルとフィジカルの両側面において能力の向上が図られるという。
Photo from Halo Neuroscience