ブラジル・サンパウロ憲兵の特殊部隊用デューティーピストルに『Glock 22』が選定。5,000挺が供給予定

ミリタリーブログサポートチーム

2018年05月22日 18:36


Photo from Glock
グロック・アメリカ社は19日、ブラジル・サンパウロの憲兵(軍警察)で導入される新たなデューティーピストルにおいて、40S&W弾を使用する『Glock 22』が選定されたと発表した。
サンパウロ憲兵ではこれまで、いずれも40S&W弾を使用する国産タウルス(トーラス)製「Taurus PT100」「PT101」 「PT24/7 PRO LS」をデューティーピストルとして採用している。

ブラジルの法執行機関が制式ピストルの採用において、実戦的な製品テストを踏まえて国際入札を導入したのは初めての事例となり、同じくコンペに参加していたベレッタ、シグ・サワーを抑えての受注になったことが示されている。


Photo from Glock
評価試験では、10,000発に及ぶ耐久試験や2メートルの高さから6方向に渡る計64回の落下試験の他、射撃精度やパーツ互換性など広範な内容で実施されたとのこと。

今回の契約により、Glock22×5,000挺がいずれも憲兵隷下の特殊部隊である「CHOQUE」「COE(Comandos e Operações Especiais)」「GATE(Grupo de Ações Táticas Especiais)」「ROTA(Rondas Ostensivas Tobias de Aguiar)」に向けて供給されるという。
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