2018年05月30日 17:26
「冬の寒い日に、電車に乗り込むと同時にメガネが曇った」「アイウェアを付けた状態でマスクを掛けたら曇った」…といったことは誰しもが一度は経験したことがあるはず。
Photo from ABOM, Inc.
オレゴン州タイガードに本社を構え、スキー用ゴーグルの開発をおこなっているABOM社では、そんな悩みを一掃する軍用ゴーグル「寒冷モビリティーゴーグル(Cold Weather Mobility (CWM) Goggles)」の開発を手掛けている。
Photo from ABOM, Inc.
カールツァイス(Carl Zeiss)バリスティック・レンズを採用し、高い耐衝撃性能と優れた光学品質を持ち合わせている。また低照明下を想定したクリアレンズと、日中の強い日差しが注ぐ中での活動にも対応するスモークグレイカラーのレンズが用意され、幅広く利用できる。
Photo from ABOM, Inc.
大手軍事情報サイト「ミリタリータイムズ」によると、「ABOM社は、特殊作戦部隊産業会議(SOFIC: Special Operations Forces Industry Conference)で湿度センサーと防曇用ヒーターを備え、必要に応じて/常時駆動の二択式となったゴーグルを展示した」「ABOM社はゴーグル開発に当たって軍特殊作戦司令部(SOCOM)から中小企業技術革新制度(SBIR)を通じて資金提供を受けている」「同社のジャック・コーネリアスCEO曰く、寒冷試験のため陸軍第10山岳師団が本拠地としているニューヨーク州フォートドラムにこのゴーグルが持ち込んでおり、極寒のアラスカ訓練において使用されている」と明かしている。
Photo from 10th Mountain Division
This photo is for illustrative purposes only.