ベラルーシが対戦車ロケットランチャーで武装するクワッドコプターを展示

ミリタリーブログサポートチーム

2018年06月08日 13:50

ベラルーシ北東部、ロシアとの国境がほど近いヴィーツェプスク州にある軍訓練場において、『対戦車ロケットランチャー』で武装した無人航空機の飛行展示がおこなわれた。映像は国内で唯一、軍同行映像の配信を主にしているテレビ企業「ВоенТВ」が撮影したもので、26分間のうち僅か17秒間(6分20秒~37秒)で紹介されている。

Screenshot from ВоенТВ official YouTube channel
『RPG-26』らしき携行型対戦車擲弾発射器×1挺を搭載したクワッドコプターが、勢いよく離陸。前傾姿勢で発射している様子が収められている。造りの粗さからもプロトタイプと思われる。


Screenshot from ВоенТВ official YouTube channel
また、青く色塗られコの字型の台座を持つこちらのクアッドコプターには、携行型対戦車擲弾発射器×2挺による武装が確認できる。

RGP-26の場合、その重量は約2.9キログラム。250メートルの有効射程を持ち、40センチメートル程のコンクリート壁であれば貫通する威力を持つ。2012年には、福岡県北九州市の暴力団関係者が保有する倉庫から拳銃、弾薬と共に発見されている。

市販品のドローンであっても、3キログラムを超えるペイロードを持つモデルも十分に存在している。

Sources: Belarusian Unmanned Aerial Anti-Tank Grenade Launcher
関連記事