フランス法執行機関向けGlock17ピストルとUMPサブマシンガンの購入契約
この6月、7月、フランスの国家警察と国家憲兵隊の採用火器について2つの契約が締結された。
一つ目は国家警察における訓練用ピストルの契約で、グロック17が392丁(税別18万0320ユーロ)納品されることとなった。将来的に実任務に就く警察官にもグロック17が配備される予定である。
この契約で納品されるグロック17は第5世代となる。グロック社は2017年8月にグロック17と19の第5世代を発表した。スライド前面がスマートに削られ、スライドリリースがアンビ仕様になるなどのマイナーチェンジがなされている。ただし、多くの部品が以前の世代とは互換性を持たない。
二つ目の契約は国家警察と国家憲兵隊におけるサブマシンガンの契約で、製品名は告知されていないがHKのUMPと思われる。契約価格は32万5460ユーロである。
もともとUMPはアメリカの警察のため、MP5の後継として開発され、1999年に発売された。MP5よりも安く軽い。
すでに国家憲兵隊では2008年からUMPの採用・配備は始まっている。国家警察においてはベレッタ12SDの後継として選定されている。
今回の契約においては、UMPそのものの納品だけでなく、予備マガジンやスリング、照準器などのアクセサリー、さらにはUMPのハンドリングやメンテナンスの講習も含まれている。
Source:
New pistols and submachine guns for French law enforcement
Text: ムッシュ・コナギ - FM201807
関連記事