米陸軍の最新戦闘ヘルメット『IHPS』が第82空挺師団に配備。鈍的外傷能力2倍で近接戦闘のECHをリプレイス

ミリタリーブログサポートチーム

2019年03月06日 14:44


Photo: US Army Project Manager - Soldier Protection & Individual Equipment (PM-SPIE)
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米陸軍の最新型戦闘ヘルメット、『統合頭部防護システム(IHPS: Integrated Head Protection System)』が、この3月に「第82空挺師団」への配備が始まる。

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Photo: United States Army Acquisition Support Center (USAASC)
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大手軍事ニュースサイト「ミリタリードットコム」のライター、マシュー・コックス(Matthew Cox)氏によると、IHPSは現行の「改良型戦闘ヘルメット(ECH)」と同等の防弾性能を提供しながらも、鈍的外傷に対する防護能力を2倍に高めていることを特徴に挙げており、「近接戦闘部隊においてECHのリプレイスを図るものだ」と伝えている。
また3Mカンパニー傘下のセラダイン社(Ceradyne Inc.,)と共に開発を進めていた陸軍の担当者も「ECHの衝撃防護性能を100%改良できるものだ」とし、その出来栄えに太鼓判を押している。

IHPSは、ボルトレス保持システムの採用で取り付けを簡略化。また兵士が通信用ヘッドセットをより快適に装着可能とするため両側により広いスペースを提供している。ECHと比べて僅かにオーバーサイズな設計となっている為、カバー範囲が広がった分その重量も微増している。

Source: Full Details: Army's Newest Combat Helmet Revealed
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