米陸軍が議会にCH-47チヌークの新規購入・改修計画を5年間凍結するプランを説明
Photo from U.S. Air Forces Central Command Public Affairs
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「テロとの戦い」のフェーズが終わり次世代の戦争に向けリソース配分が変化しつつあるアメリカの軍事予算。陸軍は次の5年間で300億ドルの予算を近代化研究に費やすべく、様々なプロジェクトの見直しを行ってきた。そのうちの一つであるCH-47チヌークの新規購入・改修計画の凍結について、先日議会で質疑応答が行われた。
参考:
プログラマブルグレネードランチャー「XM-25」計画をアメリカ陸軍が中止 - ミリブロNews
陸軍長官マーク・エスパー氏は下院歳出委員会の防衛小委員会で、陸軍が186のプロジェクトを凍結予定であると報告した。小委員長のインディアナ州下院議員、ピート・ヴィスクロスキー氏はこれに対し評価するも、CH-47の新規購入・改修の凍結について「反対する人が多数存在する」と疑問を提示。ブロック2改修計画を5年凍結した理由と、凍結による影響についての説明を求めた。
これに対しエスパー氏は次世代の輸送ヘリ・攻撃ヘリ開発を行うFVL(次世代型垂直離着陸機)プログラムを優先するためと説明。ロシア等、同等勢力の軍の防空システムを突破する能力を持たなければならないと強調。また、現在のCH-47自体は退役させず2030年、2040年代まで使用を続けるとした。
参考:
ロッキード・マーチンが次世代型軍用ヘリ「SB>1デファイアント」のCGアニメーションを公開 - ミリブロNews
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201904
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
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