USマーシャルの特殊作戦グループがSTI社のハイキャパシティオートを制式拳銃に採用
米司法省所属のUSマーシャルの中でも、特にテロリストの裁判における裁判所の警護や重大事件の証人保護、逃走犯の追跡といった脅威度が高い任務に投入される特殊作戦グループ(SOG)が、制式拳銃としてSTI社のハンドガンを選定した。現在すでに160丁が納入されている。
採用されたのは金属フレームに強化樹脂のグリップを接続する、いわゆる2011プラットフォームのStaccato-P-DUO。同社のモデルの中でもキャリー/デューティーでの使用を意識したもので、4.25インチのブルバレルにレイル付きのフルサイズ・ダストカバーのフレームを合わせている。
グリップにはスティプリングが施され、STI社製のタクティカル・マグウェルのうちスリムなバージョンが取り付けられている。市場価格は本体のみで約2500ドル(約26万円)。
銃はリューポルド社ののデルタポイント・プロドットサイトと共に支給される。バックアップのアイアンサイトは高精度なマシニングによって各種パーツおよびアクセサリを製造するドーソン・プレシジョン社製。
USマーシャルSOGはこれまで過去16年間にわたり、ファクトリーカスタムである.45口径のスプリングフィールド・プロフェッショナルのレール付きを使用してきた。今回の変更ではエルゴノミクスの向上、ドットサイトの搭載、9mm弾21+1発というファイアパワーを得て、よりモダンな能力を得ることになる。
同時に納入されたコンパクトモデル。コンシールキャリー用に短縮されたグリップを装着している。
STI社の製品は非常に高価であるが、競技のトッププロが求める精度と信頼性から徐々にタクティカル向けの需要も高まっている。現在までに19州・60以上の司法執行機関に納入されているという。
Source:
Exclusive: U.S. Marshals SOG Adopts STI 2011 Pistols :: Guns.com
Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201908
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。
関連記事