米陸特がタイガーストライプの戦闘服にフルカラーパッチのレトロ風装備で演習に登場

ミリタリーブログサポートチーム

2019年09月10日 15:07


Photo by 5th SFG Public Affairs Office
8月中旬、ケンタッキー州フォート・キャンベルにて第101空挺師団の兵士らとアメリカ陸軍第5特殊部隊グループ(SFG)が合同で訓練をおこなったが、その際に撮影・公開された画像にベトナム戦争中のグリーンベレーを彷彿とさせる特殊部隊員達が写り込んでおり、話題を呼んでいる。
第5SFGの兵士たちはインストラクターとして参加、各種の小部隊戦術(SUT)に始まり、捕虜の扱いや負傷者救護と搬出、作戦立案などの訓練を行った。特殊部隊が仮想敵として演習に参加する際は、このように正規のものとは違った服装で現れることがあるが、今回はタイガーストライプ柄の戦闘服にフルカラーの部隊パッチを装着しており、実にオールドスクールで、彼ららしい装備といえる。

輸液の準備をする兵士。プレートキャリアやヘルメットのモダンさと、戦闘服のレトロさの対比が独特の雰囲気を出している。

Photo by 5th SFG Public Affairs Office

現代的なカモフラージュパターンとは明らかに異質なもの。

Photo by 5th SFG Public Affairs Office

こちらの兵士はバンデージを頭に巻き、チェストリグを腰までずらして装着。ショルダーベルト部分にスモークグレネードを吊るすなど、明らかにベトナム時代のSFGを意識したスタイルである。

Photo by 5th SFG Public Affairs Office

軍用装備のスタイリングを調べていると効率性・実用性を追求したセットアップに感心する一方で、こうしたエモーショナルなコーディネートに出くわすこともある。奥の深い世界である。

Source: DVIDS - Images - U.S. Army Special Forces partner with Screaming Eagles for raid, reconnaissance exercise

Text: Chaka (@dna_chaka) - FM201909
Chaka (@dna_chaka)
世界の様々な出来事を追いかけるニュースサイト「Daily News Agency」の編集長。

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