男が流れ着いたのは、イタリアのはずれの街―。
正体不明の敵、そして最後のミッションの裏に潜む罠とは？

ラスト・ターゲット　
原題：The　American
7月2日、角川シネマ有楽町他全国ロードショー
http://www.last-target.info/

暗殺を生業として生きる男ジャック（ジョージ・クルーニー）は、北欧での仕事に足が付き、イタリアのはずれの街に身を寄せる。 “誰も知り合いを作るな”との指示を受け、山奥で静かで穏やかな日々を送る中、彼は組織からとある女性の銃の製造依頼を受ける。


一方彼は地元の美しい娼婦クララ(ヴィオランテ・プラシド)と恋に落ち、この依頼を自分の「最後の仕事」と決意する。しかし再び忍び寄る、ジャックを襲う暗殺者の影。彼の“最後の仕事”、その標的〈ラスト・ターゲット〉とはいったい―？予想もつかない運命が、ジャックを待ち受けていた―。


香り立つ優雅なダンディズム―。今最も大人の魅力を感じさせる男、ジョージ・クルーニー。『オーシャンズ』シリーズ、アカデミー賞主演男優賞候補になった『フィクサー』、『マイレージ・マイライフ』に続く最新作は、孤高の暗殺者を演じた本作、『ラスト・ターゲット』。昨年９月、全米初登場一位の大ヒットを記録し、ここに新たなジョージ・クルーニーの代表作が誕生した。

監督はオランダ出身の世界的フォトグラファーであり、U2、ニルヴァーナらのMTVディレクター、また劇場初監督作品『コントロール』で2007年カンヌ映画祭カメラドール特別賞に輝いたマルチ・アーティスト、アントン・コービン。鮮烈、繊細な色彩表現、フレーミングの際立った美しさに写真家ならではの個性が刻まれている。

舞台はローマの東に位置する中世に建てられた城塞の街、カステル・デル・モンテ。その荘厳な美しさには誰もが目を奪われるに違いない。

キャスト紹介：
ジョージ・クルーニー　GEORGE CLOONEY：ジャック
1961年5月6日、米ケンタッキー州生まれ。2006年に『グッドナイト＆グッドラック』（05）の監督賞と脚本賞、『シリアナ』（05）の助演男優賞とアカデミー賞(R)３部門でノミネートされ、助演男優賞を受賞した。同一人物が同じ年に違う作品で監督と俳優でオスカー候補になるのは、アカデミー賞史上初めての快挙。
トニー・ギルロイ監督作『フィクサー』（07）とジェイソン・ライトマン監督作『マイレージ、マイライフ』（09）で、２回アカデミー賞主演男優賞候補になる。両作は、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞、放送映画批評家協会賞、映画俳優組合賞にもノミネートされた。
ほかの主な出演作に、スティーヴン・ソダーバーグ監督作『ソラリス』（02）、『オーシャンズ１１』（01）、『オーシャンズ１２』（04）、『オーシャンズ１３』（07）、デヴィッド・O・ラッセル監督作『スリー・キングス』（99）、ミミ・レダー監督作『ピースメーカー』（97）、ゴールデン・グローブ賞男優賞を受賞したジョエル＆イーサン・コーエン兄弟監督の『オー・ブラザー！』（00）、『バーン・アフター・リーディング』（08）などがある。
近年は人道支援活動にも熱心に取り組み、2007年にダルフールでの大規模な虐殺を止め、世界的な関心と資金を集めるため、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ドン・チードル、ジェリー・ワイントローブらでナット・オン・アワ・ウォッチ（Not On Our Watch）を設立し、第８回ノーベル平和賞受賞者世界サミットで、2007年平和サミット賞を授与された。また2008年には、国連の平和維持活動の擁護者として８人の国連平和大使に任命された。

ヴィオランテ・プラシド　VIOLANTE PLACIDO：クララ
1971年5月1日、ローマ生まれ。ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督の“Che ne sarà di noi”（04）で（イタリアのアカデミー賞に当たる）デヴィッド・エ・ドナテッロ賞主演女優賞にノミネートされる。
ヴァレンティア・チェルヴィと共演したセルジオ・ルビニ監督作“L’anima gemella”では2002年ベネチア映画祭でチェルヴィと共にウエラ賞に輝く。その６年後にはクラウディオ・カペリーニ監督作『恋するショコラ』（07/V）でキネオ賞を受賞している。
俳優で監督のミケーレ・プラチド（“The Caiman”）と女優シモネッタ・ステファネッリ（『ゴッドファーザー』）の娘で、同名の人気小説をエンザ・ネグロニ監督が映画化した“Jack Frusciante è uscito dal gruppo”（96）で映画デビュー。その後、ダニー・ヒューストン、オーソン・ウェルズ共演のオリヴァー・パーカー監督作“Fade to Black”（06）を始め、20本以上の作品に出演。
2005年には自ら書き下ろした歌のアルバム「Don’t Be Shy」をリリース。現在は新しいアルバムの制作に取り組んでいる。

テクラ・リーテン　THEKLA REUTEN：マチルデ
1975年9月16日、オランダ生まれ。５ヵ国語を話し、様々な役で目を引く活躍を見せている。アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたドミニク・デリュデレ監督作『エブリバディ・フェイマス！』（00）、ベン・ソムボハールト監督作『アンナとロッテ』（02）に出演した。
主な出演作に、ヴェラ・ファーミガ、ジョン・マルコヴィッチ共演、トム・ロバーツ監督作『ナチスの墓標　レニングラード捕虜収容所』（06/V）、2009年チューリッヒ映画祭で観客賞に輝いたランスロ・フォン・ナッソ監督作『エネミーズ・ゾーン』（09/V）、共演者のコリン・ファレルがゴールデン・グローブ賞を受賞したマーティン・マクドナー監督作『ヒットマンズ・レクイエム』（08/V）などがある。
2006年春にはイギリスで、ルーファス・ノリスが演出し、アルメイダ劇場を大入り満員にしたフェデリコ・ガルシア・ロルカの『血の婚礼』の舞台公演でガエル・ガルシア・ベルナルと舞台に立った。
TVでは、シリーズ「Sleeper Cell」（05）のレギュラー出演のほか、大人気ドラマ「ＬＯＳＴ」シーズン４（08）では第３話「雇われた男」にゲスト出演し、強烈なインパクトを残した。

監督：　アントン・コービン　ANTON CORBIJN
1955年5月20日、オランダ生まれ。イギリスに渡って29年以上経つ。世界的な写真家として、35年以上にわたり画家、監督、俳優、作家、音楽家のポートレートを撮影。出版された写真集は10冊を超える。またポスターや雑誌の表紙、CDジャケットをデザインするなど、グラフィックデザイナーとしても活躍。デペッシュ・モードの1993年以降のワールドツアーはすべてステージデザインを手がける。
ミュージックビデオの監督としても有名で、デペッシュ・モード「Personal Jesus」、MTVビデオ・ミュージック・アワードを受賞したニルヴァーナの「Heart-Shaped Box」、U2の「One」、ジョニー・キャッシュのケイト・モス出演作「Dehlia's Gone」、メタリカの「Hero of the Day」、ザ・キラーズの「All These Things That I’ve Done」、コールドプレイの「Talk」などのビデオがある。
長編映画デビュー作にあたる『コントロール』（07）は世界中で数々の賞に輝いたほか、英国インディペンデント映画賞を５部門で受賞。イアンの妻を演じたサマンサ・モートンも作品同様、英国インディペンデント映画賞と英国アカデミー賞でノミネートを受けた。

ラスト・ターゲット　
原題：The　American
7月2日、角川シネマ有楽町他全国ロードショー
http://www.last-target.info/

キャスト：ジョージ・クルーニー『オーシャンズ13』『マイレージ・マイライフ』、ヴィオランテ・プラシド、テクラ・ルーテン、『LOST』『SUPER SELL』パオロ・ボナチェッリ 『ミッション・インポッシブルⅢ』
スタッフ 監督：アントン・コービン　『コントロール』　カンヌ・カメラドール新人特別賞受賞脚本：ローワン・ジョフィ、原作：マーティン・ブース「暗闇の蝶」（新潮文庫刊)、撮影：マーティン・ルーエ、音楽：ヘルベルト・グリューネマイヤー
[2010年／アメリカ／カラー／スコープサイズ／SRD／上映時間：1時間45分／日本語字幕：松浦美奈]
原題“The American”
PG-12
ディスイズザット、グリーンリット、スモークハウス制作
フォーカスフィーチャーズ提供
配給：角川映画


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