NEWS

155mm 艦載砲・AGS用LRLAPの試射成功

海外軍事 Comments(0)
155mm 艦載砲・AGS用LRLAPの試射成功米海軍は22日、建造中の DDG-1000 ズムウォルト級 (Zumwalt class destroyer) で搭載予定の155mm 艦載砲・AGS (Advanced Gun System:先進砲システム) で使用する長射程砲弾・LRLAP (Long Range Land Attack Projectile) のテスト発射が、今年 8月30日 に WSMR (White Sands Missile Range) で 成功裏に実施されたと発表した。

「ウェーブ・ピアシング・タンブルホーム船型」と呼ばれる異様な佇まいの船体が特徴の DDG-1000 は、その艦載砲に 2門の完全自動・無人砲システム、AGS を備え、主に対地攻撃の支援能力を図ることを目指し開発されている。

AGS に使用する LRLAP 発射の最大射程距離は 185Kmとされ、自動給弾 の 弾庫システム によって、2門の砲には 各300発の供給がおこなわれる。AGSは、その長距離で圧倒的な火力と、柔軟性の高い攻撃を持ち味とし、海上からの機動作戦と連携した海兵隊などの揚陸任務における、ESG (Expeditionary Strike Group:遠征打撃群) や、ESF (Expeditionary Strike Force:遠征打撃軍) の強力なサポート役として期待されている。

米海軍では、今回の初の実射試験で 2発を撃ち込み、目標に対する有効性が確認できたとしており、いずれも射程は 45nm (nautical mile)、ロケット噴進弾で GPS (Global Positioning System) 誘導を使用したとしている。

U.S. Navy 2011/9/22
U.S. Marine Corps Concepts & Programs 2009
2011 Navy Mantech Project Book


同じカテゴリー(海外軍事)の記事画像
DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは?
【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ?
ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは
アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か
ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始
ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム
同じカテゴリー(海外軍事)の記事
 DJI Mavic3カタログスペック解説 Cineモデルとの違いとは? (2022-06-07 14:29)
 【ミリタリー雑学】Tan499とかCoyote Brown498って結局ナニ? (2022-05-05 19:21)
 ドローンがウクライナ侵攻で果たす役割とは (2022-04-08 16:46)
 アメリカがウクライナに10Km先のターゲットを狙えるUAVを供給か (2022-03-26 13:10)
 ドイツ企業が新型の空挺装甲車の開発を開始 (2021-08-08 11:54)
 ロシアの2つの艦艇向け新型対空防御システム (2021-08-06 16:57)
この記事へのコメント
コメントを投稿する

この記事をブックマーク/共有する

この記事をはてなブックマークに追加

新着情報をメールでチェック!

ミリブロNewsの新着エントリーをメールでお届け!メールアドレスを入力するだけで簡単にご登録を頂けます!

[入力例] example@militaryblog.jp
登録の解除は →こちら

PageTop