イスラエル、イラン空爆計画でアゼルバイジャンの基地利用?
イラン国営ラジオ・IRIB (Islamic Republic of Iran Broadcasting) によると、イラン軍は 29日、「敵のあらゆる攻撃に対抗する用意がある」とした声明を発表。これはイラン暦ファルヴァルディーン12日 の「イスラム共和国の日」に際した声明とのこと。
一方で、イランの核開発に対抗するため、イランへの先制攻撃を目論むとされるイスラエルは、イラン北部と隣接するアゼルバイジャンから、空軍基地の使用許可を水面下で得たとする記事が、報道される。Foreign Policy (電子版) をソースとするこの報道では、米国諜報機関がイスラエルの動きを監視し、様々な外交ルートからイランと隣接するアゼルバイジャンでの空軍基地確保を結論付けた経緯を紹介。(しかし、記事中では当のアゼルバイジャン側のスポークスマンが報道を否定しているとも紹介)
イスラエルからイランまで千数百キロ離れているため、空爆は困難とみられていたが、アゼルバイジャンの基地利用により、空中給油無しで可能とみられる。
またIRIB では、イスラエルのイラン直接攻撃に関連して、ペルシャ湾を挟んでイランと向かい合うカタールのハマド首長が「いかなる国もイラン攻撃に我が国領土の使用を許可しない」と発言したことを取り上げた。
この記事の中で、米国がイランに対する経済制裁を失敗した際、軍事攻撃の選択肢を辞さないことを引用し、そのような侵略行為があった場合、イランは「中東を超えた戦争に発展する」と警告。
報復攻撃に際して、イランは地域にとらわれない攻撃を示唆している。
Islamic Republic of Iran Broadcasting 2012/03/29
Foreign Policy 2012/03/28
Sankei Shimbun 2012/03/29
JIJI 2012/03/30
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