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DARPAステルス艦「SeaShadow」がオークション出品

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DARPAステルス艦「SeaShadow」がオークション出品GSA (General Services Administration) のオークションサイトで現在、米海軍のステルス艦 "SEA SHADOW (IX 529)" が出品中。軍事的に価値あるパーツを全て取り除かれた状態で出品され、オークションの終了時間は、米国の標準時 (日本標準時より 15 時間遅い) で 2012/5/4 17:00 となっている。なお、気になる現在の価格は、日本時間 5/1 17:30 (+0900 JST) 時点の入札で、106,100 USD 。

[Specifications]
Builder : Lockheed Martin
Power Plant : Diesel electric
Length : 164 feet (49.99 meters)
Beam : 68 feet (20.73 meters)
Draft : 14.5 feet (4.42 meters)
Displacement : 560 tons (568.99 metric tons) full load
Speed : 10 knots ( mph)
Crew : 10

FAS (Federation of American Scientists) によると、DARPA (Defense Advanced Research Projects Agency : [米]国防高等研究計画局) と、米海軍、Lockheed Martin Missiles and Space Company により開発されたこのステルス艦は、1980年代中頃に計画を開始。特徴的な外観を持つ SEA SHADOW の計画の目的は、洋上と艦表面における新技術の開発や、艦の制御、構造、人員の削減、凌波性といったものが掲げられていた。

Russia Today によれば、製造を手掛けた Lockheed Martin社 は、艦の部品調達においても通常とは異なるサプライヤーを利用するなど、極秘のもとで開発計画が進められた。その後一般にその存在が知られることになったのは、冷戦終了後の1993年。この艦に使われた費用は 5,000万ドルにものぼり、プログラム全体では 2億ドル にもなった、としている。

2006年の計画終了後、米海軍は博物館などの引き取り手を模索、今回のオークション出品へ踏み切った、としている。

Daily Tech 2012/04/25
GSA Auction
Russia Today 2012/04/30
Federation of American Scientist
U.S. Navy 2003/12/24
Photo : DARPA Sea Shadow, from Wikimedia Commons
Image is for illustration purposes only. Text and photo are not directly related.


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