米陸軍、軽量薬莢の募集要件を公示
米陸軍 ACC-RI (Army Contracting Command, Rock Island, IL) は、PM MAS (Project Manager, Maneuver Ammunition Systems) に代わり、5.56mm弾 M855A1 (190g)、7.62mm弾 M80A1 (392g) と .50口径弾 M33 (1,782g) の薬莢重量を 10% 軽減可能とするようメーカー各社へ要求する公告を掲出した。Lake City Army Ammunition Plant (Independence, MO) に生産移行できることを要件として掲げている。(W52P1J12R0166)
生産を可能とするサプライヤーは、薬莢の素材、生産プロセス、装弾梱包 (LAP : Load, Assemble and Pack) 過程と、テスト結果をドキュメントとし提出することになる。回答企業は、少なくとも年間 4,500万 発分の生産能力が要求され、その際の単価として米陸軍では 5.56mm弾 M855A1 で $0.15、7.62mm弾 M80A1 で $0.20、.50口径弾 M33 は $0.25 で仮設定している。
海外の小火器専門情報サイト Guns.com によると、最有力候補はポリマー製の薬莢としており、これ自身は新しい発想ではないものの、確実な作動を実現することが最大の要件になるとしている。ポリマー装弾のデザインとプロセスについて特許出願中の PCP Ammunition, LLC. では、ポリマー製ケースに代替することで、真鍮製と比較して 薬莢単体で 50% 以上、弾全体で 25-30% の軽減ができるとしている。
Federal Business Opportunities (W52P1J12R0166) 2012/07/16
Guns.com 2012/07/20
SHOULD THE U.S. ARMY ADOPT NEW 5.56MM AMMUNITION CARTRIDGE DESIGNS TO REDUCE OVERALL AMMUNITION WEIGHT? - written by STEVEN G. MISKINIS JR, MAJOR, U.S. ARMY, 2011
★この記事へのコメント
コメントを投稿する
★この記事をブックマーク/共有する
★新着情報をメールでチェック!
★Facebookでのコメント