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米大学研究で生きた「ゴキブリ」を遠隔操作する研究が進む

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米大学研究で生きた「ゴキブリ」を遠隔操作する研究が進むNCSU (North Carolina State University : ノースカロライナ州立大学) の研究者らが生物との無線インターフェースに関する研究において、生物を電子的に制御する "Biobotic" (Biological+Robotic) の活用により、生きたゴキブリを題材とし、遠隔操作をおこなうための実験について報告した。レポートでは、マイコンが搭載された 0.7g のゴキブリ専用「バックパック」を背負わせし、リモート操作をおこなうといった内容が報告されている。

昆虫クラスの極小ロボットを機械のみで製造するには、極めて高度な技術が必要となり、実現までに多くの問題を抱える。その一方で生物を電子的に制御する Biobotic の活用では、ゴキブリのような劣悪環境を生き抜いてきたスペシャリストの能力を拝借し、地震などの災害時で崩壊したビルの隙間にいる生存者の捜索など、活用シーンに期待が寄せられている。

今回、レポート上で掲載こそされていないものの、将来的には軍事用途での超小型の偵察用無人機「サイボーグ・ゴキブリ」としての利用も想像できる、といった声もネット上各所にて挙がっている。

North Carolina State University 2012/09/05
PHYS ORG 2012/09/06
Image from North Carolina State University


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